愛知県淡水養殖漁業協同組合
おいしい魚の新機軸を生み出す。30年先の食を支える。地域の産業を守り導く。
設楽の豊かで清浄な水資源を活かして、ここでは冷水魚類といわれる魚が育てられています。
中でも「絹姫サーモン」は、愛知淡水オリジナル、門外不出の高級魚です。
のどかな設楽町で育つ絹姫サーモンですが、温暖化やエサの原料の高騰、漁業資源や市場の動き、消費者のし好など、この魚の養殖を取り巻く環境は劇的に変化しています。
こうした中、奥三河の小規模な養殖場の事業の持続性や、消費者の信頼、30年先の食を支えていくための研究や取り組みをする機関というのが、愛知淡水のもう一つの顔です。
雨の中のワークショップで、思うように撮影ができなかった部分もありますが、今回はそれを補って余りあるお話を、たくさんうかがうことができました。
ワークショップの様子
9:45


雨の中のワークショップとなりました。
今年(2021年)5月にオープンする設楽の道の駅前に集合し、豊邦の愛知淡水に向かいます。
取材のために通された部屋は、壁一面に本や魚の専門誌が。
お話を聞かせてくれるのは、米花さん。
雨で撮影の予定を変更しなければならなくなった分、普段の見学ではなかなかうかがうことのできないお話を聞く時間ができました。
学校の給食で、実は愛知淡水の魚を食べていたこと。
小さな設楽町の会社が、有名なホテルのレストランとつながっていること。
世界の食の未来を支える研究が、ここでの実践とつながっていることを知りました。
11:45
いよいよCM撮影へ。カメラを手に、撮影に挑戦。
愛知淡水では、アユやアマゴなどの清流魚を甘露煮や燻製などに加工し、日本中に届けています。
日本一の生産量を誇る、ニジマスの甘露煮。 骨まで食べられるよう、ふっくら炊き上げられています。そしてこの形の美しさ。
12:30


いけすを区切る細い通路に立ち、傘とカメラを持って撮影。 雨のしずくで揺れる水面。自分自身もカメラも落ちないように気を付けながら、根気よく魚影をうつします。
生簀のほとりから、クイズを出題。 今日勉強したことから問題を作りました。
14:00


昼休みの後は、すいすいぱーくで撮影の続き。
おいしいもののCMには、おいしそうなシーンを入れるのがポイントです。
撮影のため、絹姫サーモンとルネッサンストマトをはさんだ、まるごと設楽のカンパーニュサンドを用意しました。
最後のシーンを撮り終えて、編集・振り返り。
山の中にある身近な企業が、日本中・世界につながる扉であること知りました。
クルー紹介
田峯小学校6年生 えみさん
清嶺小学校6年生 あゆむさん
(中央は愛知淡水の米花さん)
感想
田峯小学校6年生 えみさん |
《楽しかったこと》
声のろくおん、さつえい 《わかったこと》 絹ひめサーモンの名前しか知らなかったけど、いろんなことを知れた |
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清嶺小学校6年生 あゆむさん |
《楽しかったこと》
声の録音がすごく楽しかった。
《わかったこと》 絹姫サーモンは、愛知淡水さんだけでしか育てていない魚、ホウライマスとアマゴを受精させてうまれるということをしった。 |