東三河ジュニアおしごとレポート

2018年12月16日(日)設楽ツアーの様子

愛知県東三河総局新城設楽振興事務所主催
一日取材記者になろう~設楽編~
2018年12月16日(日曜日)

おしごとレポート設楽町

<8:45受付開始>設楽町役場
東栄編、新城編と続いた「奥三河ジュニアお仕事レポート」も今回の設楽編で最終回となります。「一日取材記者」になってくれたのは町内在住の小学4~6年生の親子5組15名。会場となったのは田口にある設楽町役場。2014年に新設移転されたばかりの、とてもきれいな建物です。

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今回は豊川高校ソフトボール部の男女10名がボランティアで参加。会場の受付から取材、記事作成のお手伝いまで、子供たちの頼もしいサポーターとして活躍してくれました。

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<9:00プロローグ>『どすごいブログ』管理人によるWEB講座①
講師は今回も東三河のブログポータルサイト『どすごいブログ』の運営する「コキュー」の代表、土屋恵美さん。
「今日の取材を『すごいね、楽しいね』で終わらせないように」
「情報発信というと特別な事のように思えるけど、実は普段から誰もがやっていること」
「自分が見たり聞いたりしたこと、感じたことを人に伝える。これが情報発信なんです」
子供たちに丁寧に分かりやすく、取材の「極意」を伝えてくれました。

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<9:50取材・体験>関谷醸造株式会社
「蓬莱泉」で知られる関谷醸造株式会社は地元のみならず日本全国で愛される造り酒屋。同社の代表取締役社長関谷 健さんが、本社工場の中を案内しながら日本酒ができるまでの工程を丁寧に説明してくれました。
<精米>材料に使うお米は、私達が普段食卓で食べるものとは違った専用の品種。心白といわれる、中心部に白く不透明な部分があるお米が、酒造りには適しているそうです。
<洗米>精米されたお米をきれいに洗い、水に浸します。
<蒸し>昔ながらの甑(こしき)を使ってお米を蒸していきます。蒸しあがったお米は人の手で甑から取り出し、放冷作業に入ります。一度に1トンものお米を扱うので、大変な重労働です。
<麹>蒸したお米に種麹をふって適切に温度や湿度を管理された麹室で菌を繁殖させます。お米のデンプンを糖分に変える働きをもつ麹造りは、お酒の味を左右するもっとも大切な工程といわれています。
<もろみ(発酵)>蒸米に麹と酵母を加えることで仕込みます。この工程では、麹によるデンプンの糖化と、酵母による糖分のアルコール発酵が同時に進んでいきます。
<上槽(搾り)>できあがったもろみを搾り、酒と酒粕に分けます。
<貯蔵(熟成)>搾られたお酒は貯蔵タンクの中でじっくりと熟成させることでまろやかな味わいに変化していきます。短いもので約半年、長いと3年もの間貯蔵されるものもあるそうです。
<瓶詰め>出来上がったお酒は瓶に充填し、ラベルを貼り、箱詰めされていきます。関谷醸造では年間45万本ものお酒が全国に出荷されているそうです。

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「この仕事で一番大変なことはなんですか?」との質問に対して「お酒は一人で作ることができない」「それぞれの工程の中でそれぞれの役割がある」「そのチームワークをどうやって作っていくかが重要」と語る関谷さん。機械によって作業の合理化はされながらも、結局は造り手たる人間の作業や細やかな気配りが無ければ美味しいお酒を作ることができないのだと知ることができました。
■関谷醸造株式会社 公式サイト
https://www.houraisen.co.jp/ja/

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<12:00>昼食 八雲苑
昼食は清崎にある八雲苑に立ち寄り、「絹姫サーモン丼」をいただきました。この絹姫サーモンは、午後に取材する愛知県淡水養殖漁業協同組合で商品開発された地元ブランドの養殖魚。ニジマス(ホウライマス)とアマゴをかけあわせて生まれる絹姫サーモンは、プリッとした食感と程よく脂の乗った甘みのある肉質が特徴です。ここでしっかりと腹ごしらえして、午後からの取材に備えます。

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<12:45取材・体験>愛知県淡水養殖漁業協同組合
愛知県淡水養殖漁業協同組合では絹姫サーモンだけでなくヤマメやイワナ、ニジマスなどの淡水魚の養殖や販売を手がけています。
「今は世界中で魚の餌の取り合いをしているんです」
と語るのは常務理事の米花晃雄さん。現在、養殖のために必要な餌は海外(チリ、メキシコ、インドネシアなど)から輸入していますが、近年では世界中の国々で魚の養殖が行われるようになったことから常に餌が不足しているのだそう。
「魚で魚を育てる時代はいずれ終わるでしょう」
かつてはイワシなどの魚粉が主な材料として養殖用の餌が作られてきましたが、これからは水産資源の保護の観点からも大豆粕などを配合して魚粉の含有率を減らしていく必要があるとのことです。

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「今年の台風による停電は大変でした」と語る米花さん。常に自然や環境の変化に対応する必要があり、万が一病気が発生してしまえば養魚池の魚はあっという間に全滅してしまいます。温暖化の影響で年々水温が上昇していて、昔は「20℃以上ではニジマスは飼えない」と言われてきたにもかかわらず、現在は24℃の水温でも飼育することができるとのことでした。

今回取材させていただいた関谷醸造株式会社と愛知県淡水養殖漁業協同組合。どちらもきれいな水が豊富にないと続けることができないお仕事です。こんな会社がある設楽町の豊かな自然を、これからもずっと守り続けていきたいと感じさせられた取材となりました。
■愛知県淡水養殖漁業協同組合
http://www.tansui.net/

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<15:00エピローグ>『どすごいブログ』管理人によるWEB講座②
取材が終わったら設楽町役場に戻って早速記事の作成にとりかかります。講師の土屋さんは「まずは記事の内容を誰に伝えたいのかを考えましょう」とアドバイス。今回仮定した「読者」は海の近くに住む(山を知らない)小学4年生。そして本を読むのが好き。そんな子にはどんな記事を書けば伝わりやすいのか?高校生ボランティアのサポートを受けながら真剣な表情で記事を書き進める子供たち。一日取材記者たちが作った記事は後日スタッフによりネット記事に加工され、下記サイトから見ることができますので、ぜひご覧ください。

奥三河ジュニアお仕事レポート
新城・東栄・設楽の小学生が取材記者!
https://okumikawa-junior.com

問合せ先

奥三河ビジョンフォーラム
〒441-1326
愛知県新城市中野15-10
新城市商工会館
TEL:0536-23-2554
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